コックは西洋料理をつくる料理人のことを指し、料理の下ごしらえから、調理、
盛り付けを行うのが仕事です。
コックも料理界の例外にもれず、厨房の掃除、調理器具洗いといった下積みから
はじまり、野菜の皮むきなどの下ごしらえを得て、オードブルの調理、本格的な
メニューの調理と10年近くの経験、段階を得て一人前のコックとなります。
なお、コック長のことをシェフと呼びます。
コックは西洋料理店の厨房が仕事場となりますが、国内のみならず海外で腕を
磨き活躍することが可能で、修業時代は給料も満足にもらえませんが、独立して
自分の店を持つオーナーシェフになれば、収入も大幅にアップします。
コックの誰もが憧れるオーナーシェフですが、料理の腕はもちろんのこと、お客さん
の嗜好や時代を先どる斬新な料理のアイデア、また店の雰囲気やサービスといった
魅力ある店舗作りの手腕も問われることになります。
コックになるには高校や調理師専門学校を卒業し、自分が目指す分野の西洋料理
のレストランに就職するのが一般的です。
腕を磨くために海外にわたる人もいますが、日本で働くよりずっと厳しい待遇、条件
で働くことを覚悟しなければなりません。
男性が主だったコックですが最近はシェフを目指す女性も増えています。
【コックの資格】
■ 調理師
@ 実務経験を2年以上積んだあと各都道府県の実施する調理師試験を受け、
合格した後に、住所地の都道府県知事に免許を申請し、取得します。
A 厚生労働大臣により調理師養成施設として認可された学校で学び、卒業と
同時に住所地の都道府県知事に免許を申請し、取得します。
運営機関:各都道府県調理師試験担当課もしくは
各都道府県の衛生主管部